劇団オンガクヤマについて

人は社会で経験を重ねるほど、面白くなっていきます。社会とのかかわりの中で感じるストレスや喜び、人間臭さや人の弱点、どうしようもない人の性とかを、身をもって感じるからだと思います。
だから、せっかくなので社会人を集めて劇団をつくりました。それが劇団オンガクヤマです。オンガクヤマと言っても、歌も踊りもやりません(たぶん)。実は、劇団を立ち上げたときに決起会をしたのが池上線の御嶽山の駅の近くで、その時に参加した人が、単純に読み方を間違えて、それをそのまま劇団名にしました。

といっても、適当な気持ちはさらさらなくて、本気でやろうって、みんなで決起したのです(結局、その時集まったメンバーの大半は、仕事や家庭の事情で参加できなかったのですが)。それが2012年の8月10日。南風の強い、暑い日でした。
それからもうずいぶんたって、最低3回は公演しようって言ってて、気が付けば、結構やってました。ありがたや、ありがたや。

作風は、基本的に会話劇、日常劇です。社会の中でふれた経験を題材にして、その裏側にある、人の本質や不完全さに光をあてて、リアルな日常の営みを切り取って描いていきます。話の結末を目指すのではなく、人と人の関わり、気持ちの変化と展開の過程を描く「プロセス演劇」で、独特のモヤっと感を残すのが、いつものスタイルです。
生々しい人の時間、悩みと喜びと少し座りの悪い関係。そんなものと向き合いながら、でも、ひたむきに歩んでいく人の姿、キャラクターを描き出していくことを大切にしています。
役者、裏方は随時募集中です。 舞台に関わってみたいという人は、気軽にご連絡ください。人生の新しい扉を開いてみませんか!